“I just stand around and look friendly” – Comparing medical students’ and physicians’ ward round scripts
Esther MärzORCID Icon, Insa WesselsORCID Icon, Ingo KollarORCID Icon & Martin R. FischerORCID Icon
Pages 560-566 | Published online: 11 Feb 2021
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概要
背景
病棟回診は医学生にとって重要な学習機会であるにもかかわらず、医学生と医師の病棟回診スクリプトが好ましくないと、そのような状況での学習が妨げられる可能性がある。本研究では、医学生と医師の病棟回診の台本について、(a)病棟回診の活動内容と、(b)これらの活動が知識構築に及ぼす可能性について検討した。
調査方法
内科医と医学生50名を対象に、標準的なインタビューを実施した。参加者が典型的な病棟回診とした活動を、その内容的な焦点と知識構築に関する可能性に関してコード化した。
結果
内容の焦点については、特に研修医は主に患者のケアに関連した活動を挙げた。教えることや学ぶことに関連した活動は非常に少なく、学生や経験豊富な医師が多く挙げていた。知識構築の可能性については、学生は特に自分の役割を説明する際に、病棟回診の典型的な活動として受動的な活動(=知識構築の可能性が低い)を有意に多く評価していた。
結論
医学生は、病棟回診を貴重な学習機会と考えられるようにサポートすべきである。研修医は、病棟回診時に学生の積極的な参加を求めるなど、教育責任を真剣に果たすよう求められるべきである。
ポイント
病棟回診は医学生にとって重要な学習機会と考えられていますが、学生や医師の病棟回診のスクリプトが好ましくない場合、学習の障壁となる可能性があります。
大学病院で内科を専攻している医学生と医師(最終学年の医学生、インターン、研修医、上級医)N=50人を対象に行った標準的なインタビューによると、病棟回診は教育や学習の場としてほとんど考慮されていないことがわかった。
特に学生は、病棟回診は主に受動的な経験であり、特に自分自身の役割については受動的であると述べている。
医学生には、病棟回診を貴重な学習の場と考えられるように、特に積極的かつ建設的な学習者としての役割を強調することでサポートすべきである。
特に研修医には、病棟回診における教育責任を真剣に考えてもらう必要があり、例えば、病棟回診中に学生の積極的な参加を求めることが必要である。