医学教育つれづれ

医学教育に関する論文のPOINTを書き出した備忘録的なブログです。

病棟回診での高学年研修医から初心者の研修医への教育

Teaching methods used by internal medicine residents on rounds: what works?


Authors Kulkarni VT, Salgado SM, Pelletier SR, Shields HM

DOI https://doi.org/10.2147/AMEP.S181153

 

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背景:内科医が回診中に行われている具体的な指導方法は不明です。
目的:1)ラウンドで内科医の研修医によって使用される具体的な教授法をリアルタイムで特徴付けること、および2)ラウンドで成功した研修医教育の属性を識別すること。
方法:2016年9月から2017年1月まで、単一の学術医療センターで入院医療に関する前向き混合法研究を実施しました。参加者は内科医(大学院年[PGY] -1、PGY-2、PGY-3)と主治医でした。教師役はPGY-2とPGY-3の研修医で、学習者はPGY-1の研修医でした。回診に関する研修医の指導は、研修医の背景、具体的な指導方法、および期間に従って観察され、特徴付けられました。参加者は、Likertスケールとフリーテキストの質問で調査しました。
結果:28の別々の教育機会にわたる136の評価の中で、我々はPGY-3研修医の指導がPGY-2研修医の指導より有意に優れていると指摘した。 1分以上継続することを教えることは、それより短く教えるよりもはるかに良いと評価されました。性別・年齢・学歴や教育技法による差は認められなかった。

自由記載からは1)即時の臨床的関連性。2)明らかになっているエビデンスを引用する。3)簡潔さ、4)明快さ。5)患者への適切性がよい指導の条件と考えている。