Understanding patient preference for physician attire: a cross-sectional observational study of 10 academic medical centres in the USA
Christopher M Petrilli1,2, Sanjay Saint1,2, Joseph J Jennings3, Andrew Caruso4, Latoya Kuhn1,2, Ashley Snyder2, Vineet Chopra1,2
目的
いくつかの大規模な研究により、患者の体験を改善することは、報告された患者の満足度の向上、治療へのアドヒアランスの向上、臨床転帰と関連することが示されている。医師の服装が患者の体験に影響を与えるかどうか、またそれが満足度にどのような影響を与えるかは不明である。そこで、我々は、医師の服装に関する患者の認識、期待、嗜好を調べるために、全国規模の横断研究を実施した。
設定
米国内の 10 の大学病院。
参加者
2015年6月1日から2016年10月31日に募集した患者4062人のコンビニエンスサンプル。
一次および二次アウトカム測定 アメリカの10の学術病院にわたる患者を対象に、質問票による調査を実施した。質問票には、7種類の服装をした男性医師と女性医師の写真が含まれていた。
患者には、さまざまな臨床場面で写真に写っている医療提供者を評価するよう求めた。服装に対する好みは、標準化された機器により、5つの領域(知識、信頼、思いやり、親しみ、快適)の回答の複合として算出された。副次的評価項目として、回答者の特徴(例:性別)、ケアの状況(例:入院患者か外来患者か)、地域による嗜好の差異を取り上げた。
結果
4062人の患者のうち、53%が医師の服装は治療中に重要であると回答した。3分の1以上が、服装がケアの満足度に影響することに同意した。他のすべての服装と比較して、白衣を着た正装が最も高く評価された(p=0.001 vs 白衣を着たスクラブ、p<0.001 all other comparisons)。服装の好みは、臨床的背景や回答者の特徴によって重要な違いがあることがわかった。例えば、65歳以上の回答者は白衣を着用した正装を好み(p<0.001)、外科医ではスクラブを好んだ。
結論
医師の服装は優れた臨床ケアに取って代わることはできないが、我々のデータは、患者がケアをどのように受け止め、おそらくは医師をどの程度信頼したいと思うかに影響を与える可能性があることを示唆している。患者中心主義や患者満足の時代において、医師の服装は患者ケアの重要な修正可能な要素であるかもしれない。医師の服装に関する認識や期待は、患者、状況、地域によって異なるため、そのような要素をターゲットとしたニュアンスのある政策が適切であると思われる。今後、病院、診療所、救急外来などの環境において、そのような政策を実施する研究が必要であると思われる。
本研究の長所と短所
本研究は、医師の服装に対する患者の嗜好を調査したこれまでの研究の中で最大のものである。
研究デザインと調査方法は、医師のイメージに関連するバイアスを制限するよう慎重に設計されています。
調査票の医師は若く、細身で白人であったため、調査結果の一般化には限界があるかもしれない。
入院中の患者から回答を得ることは妥当性の確保に役立つが、報告された印象は実際の好みを反映していない可能性がある。