Histopoly: A serious game for teaching histology to 1st year veterinary students
Ricardo Marcos, André Gomes, Marta Santos, António Coelho
First published: 09 January 2025 https://doi.org/10.1002/ase.2545

組織学は、医学、歯学、獣医学のカリキュラムにおいて横断的な前臨床科目である。 組織学の古典的な教授法は、学生のモチベーションや学習意欲を低下させることが多い。 ここでは、シリアスゲームアプローチを開発し、古典的な教授スタイルと比較した。 生徒のフィードバックはアンケートで評価し、小テストの成績と試験の点数を評価した。
*シリアスゲーム(Histopoly)
- 基本構成
- ボードの特徴
- 4つの基本組織(上皮組織、結合組織、筋組織、神経組織)を表す4列で構成
- 5種類のマス目:
- クイズマス:多肢選択問題に回答
- ペナルティマス:簡単な問題だが不正解でポイント減点
- マルチアクティビティマス:組織の描画や顕微鏡観察など実践的課題
- ボーナスマス:追加ポイントや特別課題
- マルチメディアマス:教育用動画の視聴
- ゲーム要素
- ポイント制で競争要素を導入
- 顕微鏡や実験室などの「トロフィー」を購入してポイント倍率アップ
結果・考察
- 学習効果
- 授業内の問題正答率:ゲーム群79.6% vs 従来群61.1%で有意に向上
- 最終試験の成績:両群間で有意差なし
- 学生の反応(5段階評価)
- 授業の楽しさ:ゲーム群4.51 vs 従来群3.78
- モチベーション:ゲーム群4.23 vs 従来群3.54
- クラスメートとの交流:ゲーム群4.35 vs 従来群3.70
- 主な利点
- 学生の能動的な参加を促進
- 楽しみながら学習できる環境を創出
- 協調学習の機会を提供
- 既存のモノポリーの形式を活用し、ルールの理解が容易
- 研究の限界点
- 単一の教育機関での実施
- 対照群のサンプルサイズが比較的小さい
- 評価頻度の違いによるバイアスの可能性
- 事前・事後テストデザインの欠如
全体として、これらの知見は、学習への学生の関与を促進するために、現代の組織学教育にシリアスゲームを含めることを主張している。