Medical student perspectives on conducting patient experience debrief interviews with hospitalized children and their families
Ian S. Chua , Alyssa L. Bogetz , Michele Long ORCID Icon, Terry Kind ORCID Icon, Mary Ottolini , Matthew Lineberry ORCID Icon & show all
Published online: 08 Dec 2020
Download citation https://doi.org/10.1080/0142159X.2020.1854707
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目的
共感性の低下が問題とされ、学生が患者体験のナラティブに再フォーカスするために、私たちは「患者体験デブリーフィングインタビュー」(Chua et al. 2019)を作成し、小児科クラークシップ学生が書いたエッセイを調査して、学習とリフレクションへの影響を説明した。ディブリーフィングインタビューツールの目的は、医学生が現在入院中の患者や家族の経験、感情、入院患者としての視点を置いたオープンな対話を通じて、現在入院中の患者やその介護者と関わり、学ぶための指針を提供した。
小児科クラークシップを修了した医学生が、入院患者や家族とのデブリーフィング面接の利点と障壁をどのように捉えているかを調査する。
方法
本研究では、デブリーフィングインタビューの終了後、小児科クラークシップの学生を対象にフォーカスグループを実施した。メジローの変容学習理論をレンズとして用い、インタビューを行うことの利点と課題についての認識を探るために用いられた。
結果
フォーカスグループの結果、5つの利点と2つの課題が明らかになった。利点としては、デブリーフィングインタビューによって、(1)患者を人間化し、患者の健康に及ぼす社会的・環境的影響を理解すること、(2)誤解を正すために介護者・患者のケアに対する理解度を評価すること、(3)治療計画の作成に介護者・患者を積極的に関与させること、(4)患者が疑問や不安を積極的に表現すること、(5)医療チームにおける自分の役割の価値を認識することができた、ということが挙げられました。課題としては、(1)診断に関する介護者・患者の質問に答えるための知識の不足、(2)介護者・患者の不満や不安、悲しみに対応することへの違和感、などが挙げられた。実現性と実施性についての学生のフィードバックは、デブリーフィングインタビュー後の患者の選定や小グループディスカッションの実施のガイドラインにつながった。
図. 患者体験報告面接が医学生に与える影響の概念モデル
結論
デブリーフィングインタビューは、患者との直接の関わりや対話を通じて、入院中の患者の視点を探求するユニークなアプローチであり、専門的な能力開発、共感、そしてよりポジティブな患者ケア体験に貢献します。
ポイント
デブリーフィング面接は、対人スキル、人間性、共感性、プロフェッショナリズムを身につけることで、患者体験について学ぶ機会を提供します。
患者と直接関わり、非臨床的な課題について対話することで、学習者は病気や入院中のより広い人間的経験に焦点を合わせることができる。
学習者がメジローの概念である「disorienting dilemma」に取り組むことが、共感と行動の変化を促す鍵となる。
デブリーフィング・インタビューを行った後、小グループでのリフレクションは、より深いリフレクションと変革的な学習を促進するために不可欠である。
意図的な患者選択のプロセスを学習者に指導し、困難な会話に対処するための正式なトレーニングを行うことで、ディブリーフィングインタビューの経験を補強することができる。