医学教育つれづれ

医学教育に関する論文のPOINTを書き出した備忘録的なブログです。

朝のゲーム的ランダムケース検討会

Gaming the System: Creation of a Random Case-Generating Game for Use in Morning Report

Present address for Dr Kamra: Clinicas del Camino Real, Ventura, California.
Author links open overlay panelPallaviKamraMDaEmily C.Borman-ShoapMDaLeiZhangMSbMichael B.PittMDa
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https://doi.org/10.1016/j.acap.2017.09.009

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1876285917304898?via%3Dihub

 

症例ベースの勉強会は重要な研修医の勉強の機会である。

症例ベースを容易に作成するため、新しいゲームを開発して、鑑別診断を構築できるように試みた。

 

ゲーム:Differential Diagnosis Slot Machine

患者性別ー症状ー検査結果・画像所見をそれぞれ10枚ずつ作成して、ランダムに1枚ずつ引き、ケースを完成させる。最初は患者性別と症状のみ、そのあと、検査所見のカードを引いて検討させる。

例;7歳男児+血尿+胸部レントゲン異常→グッドパスチャー症候群、結核治療のリファンピシン、鎌状赤血球症の合併症

 

満足度も高く、従来の症例提示の勉強にくらべ、満足度は高く、学習者同士でより学ぶことができると報告した。

従来の現実の症例を検討することも大事だが、即興性のある症例提示により、鑑別診断が容易になる能力が身につくかもしれない。