Could the R2C2 Feedback and Coaching Model Enhance Feedback Literacy Behaviors: A Qualitative Study Exploring Learner-Preceptor Feedback Conversations
Authors
Subha Ramani
Heather Armson
Tessa Hanmore
Rachelle Lee-Krueger
Karen D. Könings
Amanda Roze des Ordons
Marygrace Zetkulic
Joan Sargeant
Jocelyn M. Lockyer
https://pmejournal.org/articles/10.5334/pme.1368

はじめに:フィードバック・リテラシー(FBL)は、フィードバックを評価する、判断を下す、感情を管理する、行動を起こすという4つの行動を含む、学習者にとって重要なスキルである。 臨床プリセプターがFBLを促進するためのガイダンスはほとんどない。 R2C2フィードバック・コーチング・モデルは、関係性の構築、反応と反省の探求、内容についての話し合い、フォローアップのための行動計画の共同開発へのコーチングを通して教師を導くもので、FBLを支援する可能性がある。 本研究では、R2C2の会話がFBL行動を運用するかどうか、またFBLに影響を与えると思われる要因を明らかにすることを目的とした。
方法:15名の学習者(研修医と医学生)とそのプリセプターが参加した多施設共同質的研究のデータに基づき、R2C2ガイドによるフィードバック会話とディブリーフィング・インタビューの二次分析を行った。 フレームワーク分析により、データをFBLの行動にマッピングし、R2C2およびFBLを支える研究および理論の文脈において、行動に影響を与えた要因を探った。
結果
- フィードバックの理解・評価(Appreciating feedback)
- 学習者が明確な目標を設定し、指導医に観察してほしい点を伝えた時に最も効果的
- 指導医が学習者に課題領域を特定させる形で会話を始めた時によりスムーズに進行
- 長期的な関係性がある場合、以前の目標や行動計画を参照でき、フィードバックを発展プロセスとして捉えることができた
- 判断を下すこと(Making judgements)
- 多くの学習者が自己の業務を振り返り、パフォーマンスを評価する能力を示した
- 指導医が以下の行動を取った時に効果的だった:
- オープンエンドな質問をする
- 学習者主導のセッションを許容する オープンで率直な議論ができる環境を作る
- 感情のマネジメント(Managing affect)
- 直接的な感情表現は少なかったものの、建設的なフィードバックを受け入れやすくする関係性の重要性が示された
- 指導医は以下の方法で感情マネジメントを支援:
- 全ての専門家に改善の余地があることを normalizing する
- 感情的反応への具体的な対処戦略を共有する
- 行動につなげること(Taking action)
- 一部のペアは具体的な行動計画を作成できた
- 多くの場合、指導医が議論を行動計画に導く必要があった
- フィードバックを文書化すると実行と振り返りが容易になった
考察
- モデルの相互作用
- R2C2モデルとFBLの理論的基盤には共通点が多い
- 関係構築がすべてのFBL行動に影響を与える可能性がある
- 感情探索と内省はパフォーマンスの判断と感情マネジメントに直接関連
- 実践への影響要因
- 学習者の主体性(agency)が重要
- 指導医と学習者双方のコミットメントが必要
- コーチングは高度なスキルであり、指導医の訓練と実践が必要
- 改善の余地
- 感情面への対応をより明示的に行う必要性
- 行動計画の共同作成プロセスの強化
- 長期的なフォローアップの仕組みの確立
- 限界と今後の課題
- 二次分析という性質上、FBLに関する直接的な質問がなかった
- トレーニングを受けた参加者のみを対象としており、一般化には注意が必要
- 感情反応の表現が限定的だった可能性がある
考察:我々の分析は、R2C2モデルの効果的な使用は、R2C2のすべての段階、特にフォローアップのための行動計画の共創の最適化に注意を払えば、FBL行動を高めることができることを示した。