Quantitative metrics and psychometric scales in the visual art and medical education literature: a narrative review
John David IkeORCID Icon & Joel Howell
Article: 2010299 | Received 30 Aug 2021, Accepted 20 Nov 2021, Published online: 05 Dec 2021
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著者らは、ビジュアルアートをベースにした新しい教育方法を設計・評価するための定量的な測定基準の「ツールキット」を医学教育者に提供することを目的として、ビジュアルアートと医学教育に関する文献で利用されている定量的な観察基準と心理測定尺度のナラティブレビューを行っています。この取り組みは、AAMCとNational Academy of Sciences, Engineering, and Medicineが、芸術と人文科学のカリキュラムを正式に評価し、伝統的な科学的教育プログラムに統合するという目的を支援することを目的としています。検討した尺度は、曖昧さへの耐性、偏見、燃え尽き症候群、コミュニケーション、共感、グリット、マインドフルネス/反省など、さまざまな領域を調べています。また、観察力については、定量的な指標の異質性を考慮し、別途検討しています。
曖昧さ
曖昧さに対する許容度尺度(TFA:Modified Tolerance for Ambiguity Scale )
曖昧さに対する個人の快適さ(または不快感)を測定する7項目の質問票。
Bias
Best Intentions Questionnaire (BIQ)
医師の偏りが患者のケアにどのような影響を与えるかを評価する24項目の質問テストです。
The Maslach
Burnout Inventory (MBI)
医療専門家集団における
バーンアウトの3つの構成要素である感情的
疲労、脱人格化、個人的達成感の低下を測定する22項目の質問テスト。
Communication
Communication Skills Attitudes Scale (CSAS)
コミュニケーションスキルの学習に対する学生の認識を評価する26項目の質問票。
共感・思いやり
思いやり尺度(Compassion Scale
目で心を読む 親切さ」対「無関心」、「共通の
人間性」対「分離」、「心遣い」対「離脱」という3つの相反する領域を通して思いやりのある反応を測定する24項目の質問票。
相互反応性指数(IRI)
感情的共感(共感的関心、個人的苦痛)と認知的共感(視点の取り方、空想)を測定する28項目の質問票。
ジェファーソン共感尺度
医療従事者の共感の認知的および感情的要素を測定する20項目の質問票。
心の理論に基づいて設計された尺度で、相手の目の画像と自分の内的な感情状態を対にして、相手の感情状態を直感する個人の能力を測定するように設計されている。
Grit
Short Grit Scale (GRIT-S)
グリットの2つの構成要素である「努力の持続性」と「関心の一貫性」を測定する8項目の質問紙。
マインドフルネスとリフレクション
5面体マインドフルネス尺度(The Five-Facet Mindfulness Scale)
マインドフルネスの5つの領域(描写、自己表現、自己認識の行為、内的経験の非判断、内的経験への非反応)を評価する39項目の質問票。
The Mindful Attention Awareness Scale (MAAS)
「自己反省」「共感的反省」「反省的コミュニケーション」の3つの領域で反省能力を測定する23項目の質問票。
気質的なマインドフルネスを評価する15項目の質問票(現在の瞬間に気づき、注意を払う能力)。
結論
新しいビジュアルアートと人文科学の教育法は、認知と承認を得るために正式に評価される必要があります。NASEMの報告書は、AAMCのモノグラフやPrismモデルと組み合わせることで、全国の医学教育カリキュラムに視覚芸術を統合し、普及させるための努力を支援することができます。このように、測定尺度の物語的なレビューは、教育者にビジュアルアートと医学教育の取り組みを設計・評価するためのリソースのツールキットを提供するものである。