Enhancing the inpatient ward learning environment: A practical guide
Adam Nicholas Carter, Albert Gifford, Amy Victoria Lyons, Joseph Sebastian Milton, Hamish Streeter, Matthew Carter,
First published: 20 October 2021 https://doi.org/10.1111/tct.13425
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/tct.13425?af=R
医学生は、研修のかなりの部分を病棟での実習に費やします。このような幅広い学習機会を学生が最大限に活用することが重要です。医学生をより広くチームに統合することで、病棟実習中の学生の学習機会を向上させることができます。
学生を医療チームに組み込むことは、患者さんにもメリットがあります。医療研修生を「かけがえのない目と耳」と表現し、患者の福祉と利益を守るための学生の重要性を強調しています。
医学生から医師になる際に、研修医が準備不足だと感じる分野がいろいろあります6。これらの分野には、引き継ぎ、多職種チームでの仕事、さらには「病棟環境への慣れ」などが含まれますが、これらはすべて、医学生の実習中に病棟活動に参加して、能動的に学ぶことで改善できる可能性があります。
我々は、教育者と学生のために、病棟実習中の医学生の学習機会を最大限に活用するための実践的なガイドを提示する。これらは、「参加」、「包括」、「患者中心の教育と学習」という3つの柱を中心としている。
Set the stage for learning-能動的な参加、学習成果の言語化、タスクの共有、ピア・アシステッド・ラーニングにより、より価値のある学習体験を可能にする
チームコミュニケーション、自己紹介、他の医療専門家とのシフトを通じて、学生の参加を促進する
患者からの直接のフィードバック、非医療関係者との交流、発言の自由とインシデント報告を通じた患者中心の教育と学習
学習のための舞台設定
・医学生が病棟回診に積極的に参加できるようにする。
・出席を促し、学習成果を言葉にする
・ 医学生に仕事を分担させる
・ピア・フィードバックのためのペア
学生の参加を促進する
・チームコミュニケーションへの組み込み
・最初のボードラウンドでの紹介
・他の医療従事者との交代制
患者を中心とした指導と学習
・医学生への患者フィードバックを促進する
・医学生と患者さんとの医療行為以外の交流を奨励する
・発言の自由とインシデント報告