A dermatology E-learning programme is perceived as a valuable learning tool in postgraduate general practice training
Michelle J. H. Verheijden1, Herm Martens2 and Sylvia Heeneman3
Int J Med Educ. 2021; 12:169-178; doi: 10.5116/ijme.612f.3d6c
概要
目的
本研究の目的は、皮膚科のE-learningプログラムの学習価値に関するGP研修医の知識保持と研修医および臨床教授の認識を調査することである。
方法
本研究では、データを収束的に並行して収集する混合法を用いた。GPの研修医(n=21)は、意図的なサンプリングによって選ばれ、E-learning群(n=12)と従来の教育方法群(n=9)に無作為に分けられた。E-learning群の介入前と介入後の知識テストを、ペア・サンプルt-testを用いて比較した。両群の知識テスト後の得点を独立t検定で比較した。知識テストで使用された質問の内部一貫性を算出するために、Cronbachの係数αを使用した。個別の半構造化インタビューと指導医(n=16)を実施し、King's template analysisを用いて分析した。
結果
E-learning群では、知識テストの平均点が58.92%(SD=9.55%)から64.92%(SD=13.65%)へと有意に上昇した(t(11)=2.258、p=0.045、Cohen's d=0.51)。また、事前知識テストは46項目(α=0.78)、事後知識テストは45項目(α=0.90)で構成されていた。インタビューデータによると、E-learningプログラムはGP研修生の学習プロセスを助け、E-learningを伝統的な教育方法と並行して使用する混合方法の教育デザインを好むことが示された。
結論
本研究の目的は、皮膚科E-learningプログラムの学習価値に対するGP研修医の知識保持と研修医および臨床医の認識を調査することであった。本研究では、GP研修医が皮膚科のE-learningプログラムを使用することは、貴重な学習ツールであると認識されていることが示された。E-learningプログラムは、GPレジデントの皮膚科の知識を向上させる結果となりました。さらに、GPレジデントと臨床医は、E-learningプログラムによって、GPレジデントが自分の段階と時間で皮膚科学の知識を習得し、理論と実践を結びつけ、臨床例を思い出すことができると認識していた。
両者の利点を考慮すると、E-learningプログラムと伝統的な教育方法を組み合わせて、お互いにメリットがあるようにすべきである。今後の研究では、従来の教授法にE-learningプログラムを目的に合わせて導入できるように、学習者と教師の認識を評価し、焦点を当てるべきである。