医学教育つれづれ

医学教育に関する論文のPOINTを書き出した備忘録的なブログです。

質的研究者としての臨床教育者

The clinician educator as qualitative researcher
Josephine Thomas
First published: 22 November 2018
https://doi.org/10.1111/tct.12977

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/tct.12977?af=R

 

質的研究に対するこの否定的な態度は、間違いなく、私自身の研究の価値に対する私の認識に影響を与えました。
日々の生活のペースは、劇的に変化し、多忙な臨床意思決定に代わって読み取り、書き込み、省察が行われました。

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熟考し、トピックについてもっと広く読む機会を十分に楽しみました。質的研究者への移行には、私の知識、価値観、態度を大きく変える必要がありました。この新しいパラダイムの研究者になるためには、医学と医学教育の外を見る必要がありました。

質的方法によって提供されるデータの豊富さは、数値が達成できないことを理解できます。さらに、包括的な理解にはデータのコンテキストが不可欠であるため、定量的研究に関する物語は非常に価値があると考えています。

再帰性とは、研究者の役割が研究プロセスと結果にどのように影響するか、またその逆のことを認識していることです。再帰性には、解釈だけでなく省察も含まれます。経験について考え、やり方を疑問視します。

質的研究では、研究者が方法とデータ内での位置を反映することが不可欠です。省察は、量的臨床教育の研究または実践において日常的に発生するものではありません。

経験の共有と反映は、不協和音を管理するための貴重なツールです。 すべてのパラダイムにまたがる研究者にとって、省察することが重要です。