医学教育つれづれ

医学教育に関する論文のPOINTを書き出した備忘録的なブログです。

サウジアラビア、ビシャ大学医学部の医学生の学習スタイルの好み(2018)

Learning style preferences among medical students in the College of Medicine, University of Bisha, Saudi Arabia (2018)


Authors Rezigalla AA, Ahmed OY

Received 13 June 2019

Accepted for publication 20 August 2019

Published 6 September 2019 Volume 2019:10 Pages 795—801

DOI https://doi.org/10.2147/AMEP.S219176

https://www.dovepress.com/learning-style-preferences-among-medical-students-in-the-college-of-me-peer-reviewed-fulltext-article-AMEP

 

目的

この研究の目的は、ビシャ大学医学部の医学部学生の学習スタイルを説明することです。

方法

研究の種類は横断的です。学生の学習スタイルの好みは、VARK(Visual, Aural, Read/Write, and Kinesthetic learning style)inventory questionnaire version7.1によって評価されました。アンケートはバイリンガルで翻訳されました。アンケートのデータは、SPSS(V20)によって分析されました。データは記述統計の形式で提示されました。一元配置分散分析およびKruskal–Wallis testを使用して、研究変数間の関係を評価しました。

V:視覚 情報を見ることができれば、情報を最も適切に処理できます。写真、チャート、グラフ、図を使用した資料の提示から最もよく学びます。

A:聴覚 情報のヒアリングとディスカッションを通じて学ぶことを好みます。講義を聴いたり、チュートリアルに参加したり、学習セッションの記録を再生したりして、情報を処理します。

R:読解 読み書きを通して情報を処理することを好みます。メモを作成して確認することに興味があり、何度も何度もテキストを読む。

K:運動 現実に関連する資料の経験と実践を通じて、情報をよりよく理解します。具体的な例を好む

結果

118人の学生(86.8%)が学習の選好は単一であり、18人の学生(13.3%)が複数でした。多くの好まれるスタイルは聴覚(55.9%)で、最低は読むこと(5.1%)でした。複数好んでいる中で最も一般的な好みは聴覚+運動(77.8%)であり、視覚+読むことと資格と運動が等しく続いた(11.1%)。複数好むパターンは、1年生の学生に限定されます。学力レベルに応じて、視覚スタイルの割合が増加します。

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結論

ビシャ大学医学部(UBCOM)の学生には、さまざまなパターンと種類の学習スタイルがあります。聴覚は、一般的なスタイルです。視覚スタイルは、さまざまなレベルの学生に広く分散しています。すべての学習スタイルを満たす教育活動の計画と実装は、学習プロセスをサポートします。