Consequences, conditions and caveats: a qualitative exploration of the influence of undergraduate health professions students at distributed clinical training sites
Susan van
BMC Medical Education201818:311
https://doi.org/10.1186/s12909-018-1412-y
背景
これまでは大学病院で臨床訓練が行われていたが、地域に出して行う実習が一般的になりつつある。このような実習での学生の学習効果の知見が集積されているが、その結果、学生が地域にあたえる影響に関しては明らかになっていない。
方法
施設管理者、指導医、および8つの南アフリカでの地域医療機関で働く他の臨床医との半構造的インタビューからの定性的データを分析した。
結果
クラスタリングと分類は、3つのテーマの生成をもたらした。
・施設への影響
ー学習的組織の形成
ー患者の背景を知る機運
ーチーム医療の推進
ースタッフへの業務の助け
・患者ケアと地域への影響
ー患者ケアのレベル向上
ー地域からの施設への評価向上
ー地域の若者のロールモデル
ー患者への予防啓蒙 など
・指導医
ーロールモデルへの意識
ー学習に対しての刺激
これらの結果は、仕事の負担、患者の満足、患者への治療、教育、学習環境に関連して導かれている。
この効果を引き出すためには、学習者が、学習を実践に移し、患者治療のための仕事を分担し、患者にしっかりと時間をとれるようにすることは重要です。さらに、指導医は、学習者の実習を共有することを臨床チームの日常業務の一部であることを保証する必要があります。このような状況に対応するためには、学生がより高学年であり、臨床的に参加できるようにすること、作業スペースと時間を確保し、適切な指導を行い、病院とそのスタッフは継続的な大学のサポートを必要としています。
患者満足度と患者ケアとの間のように、相互関係もまた明らかである。しかし、この相互関係には、患者との時間をより長く取ると、受けるケアのレベルが高まる可能性があるが、患者の滞在時間が長くなる可能性がある。
地域医療機関での関係を確立し、維持しようとする場合、大学が留意する必要がある複雑なネットワークが存在します。臨床実習を成功させるために不可欠な施設と施設との間のコミュニケーションをより明確にすることにもつながります。
結論
地域医療機関での保健専門職の訓練に向けた動きは、訓練が行われる医療施設、学生の監督責任者、およびこれらの施設が提供する地域社会に多く影響を与える。これらの施設との関係を確立し、維持するには、大学はこれらのアフォーダンスに影響を与える出来事とその注意点に留意する必要があります。
